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2010年、2011年の穀物生産見通しについて

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最終更新日:2010年11月4日

米国農務省(USDA/FAS(モスクワ事務所))が11月3日付けで公表した2010/11年度(7月〜翌年6月)の穀物生産見通し、2010年の冬穀物は種面積見通しは以下のとおりである。

 

1.ロシア農業省による見通し

                        (単位:トン、トン/ヘクタール)

  2010年10月12日時点

2009年10月12日時点

2010年10月20日時点
生産量 単収 生産量 単収 生産量 単収
小麦 41,200,000 1.96 61,000,000 2.43 NA NA
大麦 8,400,000 1.74 18,400,000 2.44 NA NA
キビ(Millet) 102,800 0.67 147,000 0.96 NA NA
ソバ 338,400 0.69 320,200 0.98 352,000 0.68
コメ 884,000 5.78 688,000 5.83 1,026,600 5.88
トウモロコシ(飼料用) 2,200,000 2.84 1,300,000 3.51 2,300,000 2.77

 

2.米国農務省(USDA/FAS(モスクワ事務所))による見通し

                        (単位:千トン、トン/ヘクタール)

  小麦 大麦 トウモ    ロコシ ライ麦 オーツ麦 キビ       (Millet) コメ その他 穀物計
生産量 40,800 8,000 3,100 2,300 3,400 180 710 1,050 59,922
輸入(MY) 1,600 700 1,000 300 0 15 130 50 3,795
輸出(MY) 4,100 300 20 0 0 0 130 0 4,550
期末在庫 4,819 677 147 102 176 0 69 0 5,990
単収 1.85 1.63 2.38 1.64 1.13 0.72 5.46 0.46 1.70

 

3.2010年の冬穀物は種面積見通し

 USDA/FASによると、春穀物と冬穀物の単収を比べると、一般的に冬穀物の単収が高いことから、昨年を下回る面積である冬穀物約400万ヘクタールに、今後、春穀物をは種したとしても、輸出を再開し、年度末の繰り越し在庫を確保するのは難しいとの見方が示されている。

  2010年10月20日時点 2009年10月20日時点 2010/2009      (%)
ロシア連邦全体 13,270 16,843 78.8

注:冬穀物のは種は、ほぼ10月20日までに終了。

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:藤間)
Tel:03-3583-9531