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カザフスタン:ソバ、油糧種子などの一時的な輸出禁止について

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最終更新日:2010年11月11日

 11月10日付け米国農務省(USDA/FAS)によると、カザフスタンは、ロシアほど猛暑による著しい干ばつ被害を受けなかったが、政府はソバ、油糧種子、植物油および動物性脂肪について、6カ月間の一時的な輸出禁止を決定したとしている。なお、同国からこれら農畜産物の輸出量はわずか(2009/10年度:油糧種子で7万トン程度)である。
 ロシア、ベラルーシ、カザフスタンによる関税同盟委員会は、今回のカザフスタンの決定をロシア、ベラルーシに働きかけたとしているが、両国からの回答は得ていないとしている。
 カザフスタン産業貿易省(MEDT)によると、油糧種子などの生産量が国内およびEU地域で減少すると見込まれていることから、国内需給の安定、これらを用いる製造業の安定を確かにする上で、輸出禁止は正当性があるとしている。
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