ウクライナ:穀物の輸出割当延長に向けた動き
最終更新日:2010年12月7日
12月7日、ウクライナ経済省電子版では、ウクライナ内閣決定草案(現時点での署名は行われていない。)として、本年12月31日まで実施している穀物の輸出割当を、小麦等は50万トン、トウモロコシは100万トン拡大した上で、2011年3月31日まで延長すると公表している(下表参照)。
これに関して、プリシャジニュク農業政策相は、11月16日、輸出割当の延長は今穀物年度(2010年7月1日〜2011年6月30日)終了時の2011年6月末までになるだろうと発言していた。
ウクライナでは、生産者が輸出割当の撤廃を求めて政府に強く抗議している。政府は食料需給、インフレなどに加え生産者への対応も考慮しなければならず、現地では輸出割当のかじ取りの難しさが指摘されている。
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