ホーム > 畜産 > 海外情報 > 2010年 > 中国と農畜産物貿易に係る関係を強化(アルゼンチン)
11月30日、アルゼンチン農牧漁業省(MINAGRI)は、アルゼンチンと中国の両国は牛肉、乳製品などの輸出に係る貿易協定に合意したことを発表した。ドミンゲス農牧漁業大臣も「フェルナンデス大統領から中国との関係を優先させるよう指示を受け、今回、新たな可能性をもたらした。現在の世界の食糧需要はブラジル、ロシア、インド、中国で動いているが、そこにアルゼンチンが供給国として加わることができた。」と語った。また、中国の支樹平(ジ・シュピン)国家質量監督検験検疫総局長は、「一度に5品目(牛肉、乳製品、大麦、リンゴ、竹)の協定に合意したことは歴史上初めてのこと。アルゼンチン産の牛肉と大麦を中国国民が消費できる意義は大きい。また乳製品の相互貿易協定に関しては両国の利益になるだろう。」とコメントした。今回の発表では具体的な内容は明らかになっていないが、単なる貿易協定の合意にとどまらず、農畜産物需給に係る両国の緊密な関係がうかがえる。
‐輸出額は約40億ドル
‐輸出相手国として第1位
‐アルゼンチンは輸入相手国として第3位