韓国:4月の消費者物価指数、前月と同値に据え置き
最終更新日:2011年5月27日
食品類は前年同月比7.6%上昇
韓国統計局によると、4月の消費者物価指数は前月据え置きの120.4となった。この一因には、個人消費の減退や春先から続く野菜の出荷増によって、価格の上昇が抑えられたことがある。一方、前年同月比では4.2%上昇と、4カ月連続で同4%台の上昇となった。
食品類については、前月比1.0%下落の132.3となり、前年同月比では7.6%上昇と、昨年9月以降初めて一ケタ台の変動となった。特に農畜水産物の価格については、供給が安定したため、前月比1.8%の下落となった。
こうした中、価格変動幅の大きい鶏肉は、5月12日から輸入無税枠に追加されたことにより価格が安定するとの見通しである。豚肉は今後も供給不足が予想されるため、さらなる輸入緩和措置が行われる見込みとなっている。
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