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インド:6月の消費者物価指数を公表

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最終更新日:2011年7月20日

 中央統計機構(CSO)は7月18日、6月の消費者物価指数(CPI、2010年=100)を公表した。今月から小数点以下が公表されている。
 CPI総合(概算)では、全国108.8、都市107.3、農村109.9となっており、いずれも今年最大となった。
 全国の食品類を品目別にみると、牛乳乳製品および卵、魚、肉といった畜産物は軒並み上昇しており、それぞれ113.3、112.3となった。高騰が続いていた果物は前月から2.1%下落し128.9となったが、依然として高い価格で取引されている。一方、野菜は1月以降、下落基調であったが、一転して前月より5.8%上昇の99.8となった。さとうきびの豊作により生産量が好調な砂糖類は、前月より0.3%下落し94.4となった。
 インドでは昨年の干ばつの影響で農産物の生産量が減少し、食品類のインフレを招く主因となった。特に、畜産物においては、トウモロコシの供給不足により飼料費が高騰したため価格の上昇が続いている。インド気象庁は今年のモンスーン期の降雨量が平年より5%下回ると予測しており、特に西部のグジャラート州や南東部のアンドラプラデーシュ州などで降雨量が大きく減少するとされる。そのため、前者では綿花、後者では穀類や油糧作物などの生産量の低下が懸念される。
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【木下 瞬 平成23年7月20日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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