米国農務省経済調査局(USDA/ERS)は4月20日、2013年の米国民一人当たりの結球以外のレタス(ロメインレタスおよびリーフレタス)の供給量が、11.4ポンド(5.2キログラム)となり、1997年と比べて72.7%増加したと公表した。この要因として、USDAは、パックドサラダ
(注)人気の上昇が、加工しやすく、栄養価も高いロメインレタスおよびリーフレタスの消費拡大につながっていると分析している(図)。
一方、かつて消費されるレタスの大部分を占めていた結球レタスは、同期間で41.0%減少し、2013年は14.1ポンド(6.4キログラム)となったことから、2013年の米国民一人当たりのレタス類の総供給量は29.6ポンド(13.4キログラム)となり、過去最高を記録した2004年の37.9ポンド(17.2キログラム)から21.9%減少した。
(注)産地、もしくは消費地に近い工場で生鮮野菜をカットし、鮮度が保たれるような処理を行って出荷される生鮮野菜商品。袋入りのものや、容器に盛り付けられそのままサラダとして食べるものなど、消費者にとって利便性の高い商品である。詳細は、野菜の情報2015年9月号の特集「米国のカット野菜などの生産・消費動向と契約取引状況」(
http://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/tokusyuu/1509/tokusyuu_05.html)を参照)