2014年1月10日、中国農業部(日本の農林水産省に相当)は、全国秋冬野菜の作付面積(2013年)が、前年比約26.7万ヘクタール増加する見込み(約1,080万ha、機構推計)であることを公表した。
生産量については、南方地域で、低温・降雪などの影響により、平年の水準を下回る見込みであるものの、北方地域では、気温が平年の水準を上回り、野菜の生育が順調となる見込みから、全体として増加する見通しである。
このような生産見通しを踏まえ、2014年の春節期(1月31日〜2月6日。日本の旧正月に相当)での国内野菜の供給は安定するものの、旺盛な消費需要を受け、需給はタイトになるものと見込まれ、秋冬野菜の価格は高水準で推移するものと見られている。
(注)主な秋冬野菜: キャベツ、アスパラガス、カリフラワーなど
【山ア 博之 平成26年1月23日発】