2010年2月における化工でん粉輸入量は、前年同月比37.2%増の3万3400トンとなった。その内訳はでん粉誘導体(HScode3505.10.100)が3万1900トン、デキストリン(HScode3505.10.200)が1400トンとなっている。輸入先国別に見ると、でん粉誘導体については、タイが1万8500トン(全体の約6割)、米国が6600トン(約2割)であった。デキストリンについては、タイ750トン、中国510トンと、この2カ国で輸入量のうち90%を占めている。1〜2月の累計では、でん粉誘導体が前年同期比14.4%増の5万8400トン、デキストリンが同5.5%減となる2300トンであった。
2月の輸入単価(CIF)については、でん粉誘導体が前年同月比11.1%安となるキログラム当たり61.7円、デキストリンが同14.7%安となる同62.7円であった。1〜2月の平均は、でん粉誘導体が前年同期比11.8%安のキログラム当たり63.5円、デキストリンが同0.1%安の74.6円となった。