全国初の地理的表示(GI)保護制度登録「江戸崎かぼちゃ」
最終更新日:2016年12月28日
全国初の地理的表示(GI)保護制度登録「江戸崎かぼちゃ」
完熟採りの甘いかぼちゃ
太陽の光をたっぷり浴びた完熟の江戸崎かぼちゃ
茨城県南部に位置する稲敷市(旧江戸崎町)で栽培される「江戸崎かぼちゃ」は、ブランドかぼちゃとして全国にその名が知られ、高い人気があります。
一般的なかぼちゃは実をつけて約40日で収穫するのに対し、「江戸崎かぼちゃ」は、55日以上かけて完熟させてから収穫します。そのため、「江戸崎かぼちゃ」には完熟ならではの甘さがあり、また、徹底した品質管理で味にばらつきがなく「いつ食べても必ず美味しい」との評価も受けて、ますます人気が高まり、「予約のとれないかぼちゃ」としても有名です。
手間暇かけて育て、厳しく検査
全ての圃場から採果し試し割りをして熟度を確認
JA稲敷江戸崎かぼちゃ部会では、土づくりにもこだわりを持ち、部会で研究を重ねて独自で調合した有機質肥料を、部会員全員で使用しています。また、収穫後は一元集荷し、専門検査員による全品検査を実施して徹底した品質管理を行っており、ブランドかぼちゃとして高い評価を得ています。
地理的表示(GI)保護制度」に登録
JA稲敷江戸崎かぼちゃ部会の「江戸崎かぼちゃ」は、平成27年12月に夕張メロンなどと共に全国で初めて『地理的表示(GI)保護制度』に登録された野菜のひとつです。
長年にわたる厳しい栽培管理や検査に加え、生産者が信念と誇りを持って継承し続けてきた「江戸崎かぼちゃ」だからこそ認められたGI登録。産地では、これを機に「江戸崎かぼちゃ」の生産者が増えることが期待され、今後さらに生産量を拡大し、将来的には輸出も視野に入れて、ますます熱い誇りと愛情をもって栽培に取り組まれています。
Q:『地理的表示(GI)保護制度』とは・・・
A:長年培われた特別の生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性により、高い品質と評価を獲得するに至った産品を、知的財産として保護する制度です。
現在は、鳥取砂丘らっきょう・ふくべ砂丘らっきょう、吉川なすといった野菜も登録されています。
野菜の魅力を再発見
8月31日は、語呂にちなんで「野菜の日」です。
消費者や生産者の団体など様々な団体等が、 各地で野菜の需要拡大を目指したイベントを企画しています。
生産者、流通業者、消費者等の関係者で構成す る野菜需給協議会と (独)農畜産業振興機構でも、8月31日に、「機能を知っても〜っと食菜健美」と題して、野菜シンポジウムを開催します。 より効果的に野菜を摂取して健康で美しい生活を送っていただくため、野菜の栄養や機能性についての講演を行います。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
(詳細は機構HPをご参照ください。
https://www.alic.go.jp/y-suishin/yajukyu01_000175.html)
※本年の野菜シンポジウムは終了しております。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-8196