畜産物の需給動向

 2 牛肉 


▼在 庫
BSEの影響で、国産品が大幅に増加
 在庫量は、10、11年度には、需要に見合ったほぼ安定的な輸入が行われたため、大きく変化しなかったが、12年度は輸入量の増加に伴い、在庫量も大きく増加した。
 13年度には、9月にBSEが国内で確認された影響で、10月以降、国産、輸入ともに前年同月を上回って推移し、10月の在庫率は2.8ヵ月と過去最高となった。その後、在庫量は徐々に減少し、14年度末には96,884トン(▲26.7%)、輸入品は22.7%減、国産品は45.6%減と、ともに大幅に減少し、在庫率は1.2ヵ月まで低下した(図17、P.70)。