ホルスタイン種の取引価格は、9年度後半以降、枝肉価格が低下に転じたことから、ほぼ一貫して低下した。11年秋頃から国産牛肉の下位等級の需要が強まったことから価格は上昇に転じ、12年度取引価格は前年を上回った。13年度も前半は堅調に推移していたが、国内初のBSEの確認牛がホルスタイン種だったことから、特に子牛価格の中では和牛に比べ影響が大きく、前年を大幅に下回った。14年度に入っても価格は回復せず、年度平均で6万6千円(▲1.7%)ほぼ前年並みとなった。一方、14年度のヌレ子の取引価格は5万3千円(38.8%)と前年を大幅に上回った(図28、P.85)。