チーズ(ナチュラルチーズとプロセスチーズ)の1人年間消費量は約2.0kg(14年、速報)と欧米に比べて格段に少ないものの、ようやく2kg台に突入した。全体の消費量については7年度に20万トン台に乗り、その後も増加傾向で堅調に推移してきたが、14年度は249,418トン(▲3.0%)とやや減少した。(図22、P.113)。
プロセスチーズの消費量は、安定した伸びを示してきたが、13年度はわずかに減少し、14年度は118,696トン(3.9%)とやや増加した。直接消費用ナチュラルチーズは130,722トン(▲8.6%)とかなりの程度減少した。
国産ナチュラルチーズの生産量は、14年度は36,103トン(5.1%)と前年度をやや上回った。このうち直接消費用は、11年度までは増加傾向であったが、12年度、13年度は減少傾向で14年度は13,453トン(▲5.0%)と3年連続で減少した。プロセスチーズ原料用は、おおむね2万トン前後で推移していたが、14年度は22,650トン(12.2%)と前年度をかなり大きく増加した(図23、P.113)。
ナチュラルチーズ全体の輸入量は増加傾向であったが、14年度は189,109トン(▲5.2%)とやや減少した。うち直接消費用は117,269トン(▲8.9%)、プロセスチーズ原料用は71,840トン(1.5%)となっている(図24、P.113)。
その結果、総消費量における国産の割合は15.6%と前年度を1.3ポイント上回った(図22、P.113)。
|