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米国産は、特定部位を大量に入手しやすいことや冷蔵での輸入が可能なこと等から近年、冷蔵品を中心に増加していたが、14年度は、特に韓国や台湾からの輸入の減少およびBSEの代替えにより冷凍品が大幅に増加した。
冷蔵品は132,199トン(▲3.1%)でシェア68%、冷凍品は114,876トン(8.1%)でシェア21%。合計では247,304トン(1.8%)でシェア33.1%(図9、P.90)。 |
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デンマーク産は、台湾産が輸入禁止となった9年度以降、加工仕向用冷凍品の最大輸入先国となった。14年度は、8月からの関税緊急措置発動にもかかわらず牛肉の代替需要により、冷凍品は221,105トン(2.4%)でシェア40%、合計では221,439トン(2.4%)でシェア30%となった(図10、P.90)。
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カナダ産は、冷蔵品、冷凍品ともに増加を続けており、今後ますます重要な輸入先国になると考えられている。14年度はEUおよび牛肉の代替需要から大幅に増加し、冷蔵品が41,221トン(▲7.6%)でシェア21%、冷凍品は127,022トン(13.1%)でシェア23%、合計では168,360トン(22.5%)でシェア22.5%となった(図11、P.90)。
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豚肉調製品(豚の肉またはくず肉のみから成るものを除く。)やソーセージ類は、豚肉に緊急措置が発動され基準輸入価格が引き上げられた場合でも、定率関税で輸入することができるため、増加傾向で推移してきた。14年度は、もも調製品以外の調製品がわずかに増加したため全体は増加した(図12)。
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