鶏肉の推定期末在庫量は、ほとんどの割合を占める輸入品の増減をほぼ反映している。

　11年度以降は、輸入量の増加などから前年同月を上回って推移し、13年度末には130,520トン（19.5％）と前年度を大幅に上回った。しかし、14年度は中国、米国からの輸入量が大幅に下回った。15年度には、16年1月以降、主要輸入先であるタイ、中国、米国で鳥インフルエンザが発生し、輸入停止措置がとられたため15年度の輸入量が全体で43万トン（13.1％）とかなり大きく下回った。その結果、期末在庫量全体では約9万3千トンと前年度を大幅に下回った（▲22.8％）（図18、P.100）。

図18　鶏肉の推定期末在庫量と在庫率