畜産物の需給動向 |
■■ 7 飼料 ■■■ |
▼飼料用とうもろこしの輸入 | ||||
15年度のとうもろこし輸入量は1,221万トン(▲2.6%)、輸入価格は高水準 | ||||
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配合飼料の主原料となる飼料穀物(とうもろこし、こうりゃん、大麦、小麦等)は、そのほとんどを海外に依存している。とうもろこしは全体の約7割を占め、そのほとんどを米国から輸入している。
とうもろこしの輸入量は、13年度、14年度と増加傾向で推移していたが、15年度には前年度を2.6ポイント下回る1,221万トンとなった。 国別にみると、米国産が前年度を6.0ポイント下回る1,135万トンにとどまったが、対照的にアルゼンチン産は56.9ポイント上回る26万トン、中国産は前年度の2.7倍に相当する59万トンといずれも大幅に増加した(図8、P.125)。 |
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図9 とうもろこしの価格と為替相場 |
とうもろこしの国際価格(シカゴ相場)は、8年5月には500セント/ブッシェル近くまで高騰し、その後軟調に推移し10年8月に187セント/ブッシェルまで急落したが、11年以降おおむね200セント/ブッシェルで推移していた。
13年度は、7月初旬に中国等への輸出成約や米国における受粉期の高温乾燥の懸念から上昇したが、その後は作柄の回復によりおおむね軟調に推移した。 14年度は、5月の降雨等による作付けの遅れ、7月以降は干ばつ等により上昇し、9月は一時280セント/ブッシェルまで上昇した。その後、生産量が上方修正されたこと等により10月は250セント/ブッシェル、12月には232セント/ブッシェルまで落ち込み、その後は240セント/ブッシェル前後で推移した。(図8、P.125)。 |
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資料:東京三菱銀行、財務省「貿易統計」、日本経済新聞(シカゴ相場、先物、期近価格) 注:とうもろこし1ブッシェル(約36リットル)は約25.4kg |