畜産物の需給動向

 7 飼料 


▼配合飼料価格
14年度の配合飼料工場渡価格はやや増加

 配合飼料価格は、飼料穀物の国際相場、海上運賃、為替相場などの動向を反映して形成される。12年度には、国際相場の変動などから第1四半期は引き上げ、第2四半期は据え置き、第3四半期引き下げ、第4四半期引き上げとなった。13年度は円安などのため上昇し、すべての四半期で通常補てんを発動している。特に、第4四半期においては、BSE発生の影響から通常補てん財源より800円/トンの特例補てんを実施した。14年度には第2四半期は引き下げられたが、第1、第3、第4四半期は引き上げとなった。15年度には、第1、第3四半期で引き下げられたが、第2、第4四半期では引き上げられた。特に第4四半期は飼料穀物価格、フレートの上昇を受けて、1,800円/トンの値上げとなった。なお、第3四半期を除き、通常補てんが発動されている(表)。

 全畜種加重平均の配合飼料価格は、15年度は前年度を3.9ポイント上回る37,867円/トンとなった(図10、P.129)。