畜産物の需給動向 |
■■■ 7 飼料 ■■■ |
▼飼料用トウモロコシの輸入 | |||
17年度は1,213万トン、価格は小幅に変動 | |||
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配合飼料の主原料となる飼料穀物(トウモロコシ、こうりゃん、大麦、小麦など)は、そのほとんどを海外に依存し、トウモロコシは輸入量全体の約7割を占める。 トウモロコシの輸入量は、13年〜15年度に増加傾向で推移したが、16年度に前年度を5.8ポイント下回る1,183万トンとなった。17年度は2.6ポイント上回る1,213万トンとなった。 国別にみると、輸入量の9割以上を占める米国産が前年度を1.2ポイント上回る1,145万トン、中国産は前年度を20.6ポイント上回る61万トン、前年度実績のなかったアルゼンチンからも6万トンが輸入された(図8、P.220)。
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図9 とうもろこしの価格と為替相場 |
トウモロコシの国際価格は、14年度に、米国の主産地における干ばつなどが原因となって作柄が悪化したため上昇に転じた。15年度は、天候に恵まれたことから価格が下落したものの、世界の在庫水準が低水準となると見込まれたため、上昇傾向で推移した。 |
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