<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2007年度/畜産物の需給動向 2. 牛肉-国産枝肉卸売価格
畜産物の需給動向

 2. 牛肉 


▼国産枝肉卸売価格
18年度の卸売価格は、1,260円/kg(▲3.7%、東京・省令)と5年ぶりに前年度を下回る

省令規格
図17 牛肉の卸売価格(東京・省令)

 牛枝肉卸売価格(東京市場)は、14年度以降、消費の回復に伴い上昇傾向で推移した。米国産の輸入停止の影響により、16年度以降は安定上位価格を大幅に上回っている。18年度は輸入量の増加や17年度に価格が高水準で推移していたことなどから、1,260円/kg(▲3.7%)と5年ぶりに前年を下回った(図17、P.174)。

 
和牛
図18 牛肉の卸売価格(東京・和牛去勢)

 和牛(去勢)の卸売価格は、15年度以降、と畜頭数の減少による生産減の影響もあり堅調に推移している。また、16年度以降は、その伸び率が鈍化している。18年度は、年度平均でA5は2,478円/kg(1.1%)、A4は2,190円(1.1%)、A3は1,967円(▲0.7%)、A2は1,655円(▲3.3%)となった。(図18、P.174)。

 
乳牛

図19 牛肉の卸売価格(東京・乳去勢)

 乳牛の卸売価格は、15年度以降堅調に推移した。なお、品質的に輸入牛肉と競合することから、16年度には米国産牛肉の輸入停止によりさらに価格が上昇した。17年度も上昇を続け、18年度は、年度平均でB3は969円(2.0%)、B2は860円(1.7%)となり、前年度を上回った。(図19、P.174)。

 
交雑種
図20 牛肉の卸売価格(東京・交雑種F1)

 交雑種の卸売価格は、15年度から17年度にかけても堅調に推移したが、18年度に入るとと畜頭数が増加したこともあり、一貫して前年を下回った。18年度は、年度平均で、F1去勢B3は1,439円/kg(▲4.6%)、B2は1,206円/kg(▲9.1%)となった。(図20、P.174)。