<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2007年度/畜産物の需給動向 3. 豚肉-消費
畜産物の需給動向

 3. 豚肉 


▼消 費
推定出回り量は、164万トン(▲4.7%)と2年連続で減少


推定出回り量
図13 豚肉の推定出回り量
図14 豚肉消費の構成割合

 豚肉の推定出回り量は、近年ほぼ150万トンをベースに推移していたが、牛肉などの代替需要により豚肉の需要が高まりを見せたことから14年度以降は、増加傾向で推移した。

 しかし18年度は、国産品は87万9千トン(1.7%)、輸入品が75万7千トン(▲11.2%)、全体で1,635,639トン(▲4.7%)と2年連続して前年度を下回った。また、輸入量の減少を受けて国産品のシェアが54%と昨年を4ポイント上回った。(図13、P.183)

 17年の豚肉の消費構成割合は、家計消費が41%、加工仕向が29%、その他(業務用、外食等)が30%となり、前年度と比較してその他が1ポイント減少し、家計消費量が1ポイント上回った。

 近年では家計消費およびハム・ソーセージなど加工仕向シェアが減少し、外食、業務用への仕向量の微増傾向が続いていた。(図14、P.162)



家計消費
食肉加工仕向肉量

図15 豚肉の家計消費量(1人当たり)

図16 豚肉の加工仕向肉量


 豚肉の家計消費量は、国内外での牛、鶏の家畜疾病発生のための代替需要や国産志向が追い風となって増加している。18年度の豚肉の家計消費量は5,517g/人(0.3%)となり、消費金額ベースでは7,427円/人(1.4%)、消費単価は100グラム当たり135円と前年度を2円上回った。(図15、P.161)

 豚肉は、ハム、ソーセージなどを中心に牛肉や鶏肉に比べより多く加工品として利用されているが、18年度の豚肉の加工仕向肉量は、380,084トン(▲6.4%)となり2年連続で前年度を下回った。内訳は、国内物は77,516トン(4.0%)、輸入物は302,567トン(▲8.7%)と輸入量の減少と価格が高水準にあったことを受けて輸入物の減少が顕著であった。このため、18年度の食肉加工品生産量は487,491トン(▲2.5%)と前年を下回った。(図16、P.162)