<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2007年度/畜産物の需給動向 4. 鶏肉-生産
畜産物の需給動向

 4. 鶏肉 


▼生 産
18年度の鶏肉生産量は、134万トンと前年度を3.6%上回る


図4 鶏肉生産量
図5 食鳥の種類別処理量

 鶏肉の生産量は、14年度はわが国でのBSE発生による牛肉の代替需要から増加した。15、16年度は海外での鳥インフルエンザの発生により輸入量が減少したことから増産意欲が高まったことなどから前年度をわずかに上回った。その後も国産志向の高まりなどから増加し17年度は129万3千トン(4.1%)、18年度は134万トン(3.6%)となり、5年連続の増加となった(図4、P.195)。

 食鳥の処理量を種類別に見ると、18年の全国の食鳥処理量は、193万9千トンで、そのうちブロイラーは、175万トン、その他の肉用鶏(肉用鶏のうち、ふ化後3カ月以上の鶏をいう。地鶏や、銘柄鶏など長期間飼養したものがこれに当たる。)は2万7千トン、廃鶏が15万6千トンとなった。また、その他の食鳥の処理羽数は266万6千羽(▲1.9%)で減少し、処理量は6千トン(0.8%)とわずかに増加した(図5)。



図6−1 ブロイラーの出荷羽数割合の上位5県
図6−2 その他の肉用鶏の出荷羽数割合の上位5県

 ブロイラーの出荷羽数を都道府県別に見ると、18年は鹿児島が全体の18.9%を占め1位となった。次いで宮崎、岩手、青森、北海道の順になった。この順位は前年と変わっていない(図6−1)。

 その他の肉用鶏(地鶏や銘柄鶏)の出荷羽数を見ると、18年は、徳島が23.4%と最も多く、次いで兵庫が9.4%、宮崎が8.5%、愛知が8.4%の順となった(図6−2)。