<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2007年度/畜産物の需給動向 4. 鶏肉-国産品卸売価格
畜産物の需給動向

 4. 鶏肉 


▼国産品卸売価格
18年度のむね肉は216円/kg(▲5.7%)と下落し、もも肉は573円/kg(0.9%)とわずかに上昇


図15 国産鶏肉の卸売価格

 国産鶏肉の卸売価格(ブロイラー卸売価格・東京)は、主にテーブルミートに仕向けられる「もも肉」は、13年9月以降のBSE発生による代替需要から値を上げ、14年度に入っても、前年度をかなりの程度上回った。主に加工・外食などに仕向けられる「むね肉」は輸入品との競合により一貫して低水準で推移した。15年度のもも肉については、前年度の上昇の反動からかなり大きく前年度を下回ったが、むね肉については、中国産鶏肉などの輸入量が大幅に減少したことに伴い、前年度とほぼ同水準となった。16年度は輸入量の減少から鶏肉の品薄感が強まり、もも肉、むね肉ともに前年度を上回った。17年度は、海外での鳥インフルエンザ発生の影響で価格の安い輸入品が品薄となり、むね肉の価格は上昇した。18年度はブラジルからの輸入量は減少し、国内の生産量が安定して推移したことから、むね肉は216円/kg(▲5.7%)と下落したが、もも肉は573円/kg(0.9%)となった(図15、P.198)。