<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2008年度/経済概況 3. 農業経済概況
経済概況

 3. 農業経済概況 


18年農業総産出額、畜産のシェアは前年から3.5%減少


 19年の農産物価格指数(総合)は97.6で前年に比べて5.3ポイント低下した。これは、花きおよび畜産物が上昇したものの、野菜および果実などが低下したことによる。畜産物は99.5で前年に比べて0.5ポイント上昇した。これは鶏卵および生乳価格が低下したものの、豚肉およびブロイラーなどが上昇したことなどによる。
 19年の農業生産資材価格指数(総合)は、105.6で前年に比べ3.4ポイント上昇した。畜産用動物は前年に比べ1.1ポイント低下したものの、光熱動力は3.4ポイント、飼料では15.5ポイントと前年に比べそれぞれ上昇し、原油や穀物価格の高騰を反映して飼料や光熱動力などが急激に上昇し生産コストを押し上げ、農業経営に多大な影響が生じた。(図1、2、参考資料P6)




 18年の農業総産出額は、8兆2,900億円で前年に比べ2.6%減少した。これは、野菜・果実の産出額が価格の上昇により増加したものの、乳用牛等の畜産の生産額が価格の低下により減少したことによる。畜産の産出額は、3.5%減の2兆4,188億円となり、農業総産出額に占める割合も前年から0.2ポイント減の29.2%となった。畜産の産出額を部門別にみると肉用牛は価格の上昇から前年に比べ2.7%低下したのをはじめ、豚0.1%、鶏5.5%とそれぞれ低下した。なお、生乳は、生産の減少に加え価格が低下したことから前年に比べ4.1%減少した(図3、4、参考資料P8)