<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2008年度/畜産物の需給動向 5. 牛乳・乳製品-用途別処理量
畜産物の需給動向

 5. 牛乳・乳製品 


▼用途別処理量



  消費者に直接販売される飲用牛乳等向け処理量は、その消費動向を反映して推移しているが、その他飲料との競合が厳しくなったことなどから飲用牛乳の消費が伸びず、平成6年度をピークにおおむね減少傾向が続いている。17年度は4,739千トン(▲3.3%)、18年度は天候不順などもあり4,620千トン(▲2.5%)となった。19年度は、低脂肪牛乳などの成分調整牛乳や需要が拡大しているチルドカップコーヒーなどの乳飲料の生産量が前年度を上回ったものの、引き続きその他飲料との競合により消費は伸び悩み、4,509千トン(▲2.4%)と5年連続で前年度を下回った(図4、参考資料P55)。 乳製品向け処理量は、牛乳等向け処理量が減少しているため前年を上回って推移していたが、17年度には、北海道の3月の生乳生産量が、好天に恵まれ良質な飼料が増加したことなどから増加したものの、飲用牛乳等向けの需要の減少などから、生産量が乳業各社の処理能力を上回ったため、加工のめどが立たない生乳1,000トンを廃棄する事態となった。18年度は3,389千トン(▲2.4%)と4年ぶりに減少した。19年度は、乳製品向けのうちクリーム、チーズ向けなどその他乳製品向けが8.5%増加し、合計3,432千トン(1.3%)となった(図4、参考資料P55)。 19年度の総供給量は生乳ベースで国内生乳生産量約802万トン、輸入乳製品(生乳ベース)約423万トンと見込まれる。国内生産量のうち、飲用向けに約56%、乳製品向けに約44%が供給されたことになる(図5、参考資料P55)。