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畜産 国内編2008年度/畜産物の需給動向 7. 飼料-飼料需要量の推移
▼粗飼料の輸入 |
平成19年度はTDNベースで2.9%減少 |
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粗飼料の輸入量(TDNベース)は、平成17年度以降、円安による割高感などから減少傾向で推移しており、19年度は、ヘイキューブが前年度を5.1%下回る301千トンと減少し、乾牧草も同6.7%減の2,137千トンとなった。稲わら(朝鮮半島、中国および台湾から輸入された穀物のわら、もみ)は、平成16年度より完全自給を目指した取り組みが積極的に行われていることに加え、中国産稲わらの一時輸入停止(17年5月〜19年8月)などから、17、18年度の輸入量は大幅に減少した。19年度は、8月に中国産稲わらの輸入停止措置が解除されたこともあり、輸入停止以前の水準にはないものの前年度の約5倍増となる68千トンとなった(図5、参考資料P74) |
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輸入価格(CIF)は、15年度上半期に円高の影響を受けて低下傾向で推移した後、17年以降は、円安に加えて、中国の船腹需要の活発化や原油価格の高騰により海上運賃が上昇し、CIF価格も上昇した。19年度のヘイキューブ、乾牧草の輸入価格は、気候変動による産地価格の高騰などの影響に加え、国際的なバイオエタノール需要の増加に伴い、産地において牧草からトウモロコシなどへの作付け転換が行われたことにより生産量が減少したことなどから、前年度から引き続き上昇となった。一方、稲わらの輸入価格は、中国産稲わらの輸入停止措置が解除されたため大幅に低下した(図6、参考資料P75) |