<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="932"%> 畜産 国内編2008年度/畜産物の需給動向 1. 概況
畜産物の需給動向

 1. 概況 


19年度の畜産物の消費量は、牛肉が回復に向かう



 牛肉の需要量は、米国産牛肉の輸入一時停止措置の影響を受けた状況から回復に向かい、19年度には前年を3.1%上回った。豚肉の需要量は、18年度は輸入量の減少から同4.5%減少したが、同0.3%増となった。鶏肉の需要量は高病原性鳥インフルエンザの影響から回復し、数年来増加傾向で推移したが、同0.1%の増加にとどまった。 「食料・農業・農村基本計画」(17年3月閣議決定)においては、27年度における望ましい食料消費の姿として牛乳・乳製品95キログラム(うち飲用39キログラム、乳製品55キログラム)、牛肉7.7キログラム、豚肉8.8キログラム、鶏肉9.1キログラム、鶏卵16キログラムとしており、牛乳・乳製品の増加を見込んでいる。

 畜産物の生産量について見ると、牛肉は18年度には前年度を0.4%下回ったが、19年度は同3.6%上回った。豚肉は18年度に前年度を0.6%上回ったものの19年度は同0.3%下回った。一方、鶏肉が国産志向を受けて18年度に5.4%、19年度は同0.6%それぞれ上回った。 鶏卵の生産量は、18年度に前年度を1.8%上回り、19年度も同3.4%上回った。 牛乳・乳製品の生産量は、生乳の減産型計画生産により18年度は前年度を2.5%下回った。19年度は一転して不足傾向になり、年度途中で方針転換が図られたが、同0.8%下回った。







 食肉の自給率は、横ばい傾向で推移しているが、19年度(速報)で56%となり、前年度を1ポイント上回った。牛肉、豚肉、鶏肉はともに前年度同で、それぞれ43%、52%、69%となった。また、鶏卵も同1ポイント上回る96%となった。 一方、牛乳・乳製品は前年度を1ポイント下回る66%となった(図1、2、3、参考資料P15)。



(注) 参考資料の値は、四捨五入の関係で文中の値とかならずしも一致しない。