経済概況 |
図1 供給純食料と供給熱量の推移
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図2 供給熱量の品目別構成比
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わが国のカロリーベース食料自給率はほぼ一貫して低下傾向で推移し、10年度以降は40%で推移し18年度には天候不順による生産量の減少から39%にまで低下した。しかし、19年度には国内産の小麦の豊作、砂糖の生産増加、米の消費拡大等により40%に回復した。20年度では、国内産糖(サトウキビ)及び大豆の生産量が増加したものの米の消費量が再び減少となり国産の供給熱量は若干の減少となったが、国際価格の高騰によるチーズや大豆油原料の大豆などの一部農産物の輸入量の減少により41%と上昇した。 食料自給表によると、1人・1日当たりの供給熱量は19年度より78キロカロリー減の2,473キロカロリーとなり、このうち国産の供給熱量は4キロカロリー減の1,012キロカロリーとなった(図1)。 供給たんぱく質は、穀類や牛乳・乳製品の消費量減少により2.6%減の80.2グラム、また、供給脂質も油脂類や牛乳・乳製品の消費量減少により3.0%の79.3グラムとなった(図2)。 |