畜産物の需給動向

 2. 牛肉 

▼生 産
20年度の生産量は、36万3千トン(1.0%)と2年連続の増加

図2 牛肉の生産量

 牛肉の生産量は、17年度以降は減少傾向で推移していたが19年度に増加に転じ、20年度は36万3千トンと1.0%の増加となった。(図2、参考資料P20)。乳牛由来の牛肉生産のうち交雑種は、乳用牛への黒毛和種の交配比率(延べ人工授精頭数に占める黒毛和種受精牛の割合)が19年まで上昇基調にあったことから生産量も増加が継続しており、20年度の交雑種の生産量は、92千トン(4.0%)とやや増加した。加えて、和牛由来の生産量も144千トン(4.1%)と増加したことから、総生産量は前年度をわずかに上回った。