畜産物の需給動向 |
図8 鶏肉の推定期末在庫量と在庫率
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鶏肉の推定期末在庫量は、多くの割合を占める輸入品の増減が大きく反映される。 15年度以降、主要輸入先であるタイ、中国、米国で鳥インフルエンザが発生し、輸入停止措置がとられたため輸入量は減少傾向で推移した。17年度末は、生産量が前年度を上回ったことに加えて、ブラジル産の輸入の大幅な増加が続いたことから、期末在庫量は前年度を大幅に上回ったが、18年度末はブラジル産の輸入量が大幅に減少(▲21.8%)したことが影響し、全体の在庫量もかなりの程度減少した(▲16.6%)。19年度末は前年を下回った(▲4.2)が、19年度半ばから20年度にかけてブラジル産の輸入が急増したことから在庫が積み増され、20年度末は輸入品が12万1千トン(29.2%)、国産品が3万3千トン(76.3%)と前年度を大幅に上回った(図8、参考資料P50)。 |