畜産物の需給動向 |
図5 粗飼料の輸入量
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粗飼料の輸入量(TDNベース)は、平成17年度以降、円安による割高感などから減少傾向で推移しており、20年度はヘイキューブは前年度を12.1%下回る26万5千トン、乾牧草も同9.0%減の19万4千トンといずれも減少した。稲わら(朝鮮半島、中国および台湾から輸入された穀物のわら、もみ)は、16年度より完全自給を目指した取り組みが積極的に行われていることに加え、中国産稲わらの一時輸入停止(17年5月〜19年8月)などから、17、18年度の輸入量は大幅に減少した。20年度は、平成19年8月に中国産稲わらの輸入停止措置が解除されたこともあり、輸入停止以前の水準ではないものの、前年度を47.3%上回る16万8千トンとなった(図5、参考資料P72)。 |
図6 粗飼料の輸入価格
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輸入価格(CIF)は、17年以降、円安に加えて、中国の船腹需要の活発化や原油価格の高騰による海上運賃の上昇などにより、上昇傾向で推移していた。20年度のヘイキューブおよび乾草の輸入価格は、気候変動による産地価格の高騰などの影響に加え、国際的なバイオエタノール需要の増加に伴い、産地において牧草からトウモロコシなどへの作付け転換により生産量が減少したことなどから急激に上昇したが、その後、国際相場や海上運賃が大幅に下落したことなどから急落した。(図6、参考資料P73)。 |