ALIC/駐在員トピックス
平成17年(2005年)3月分
◎ ブラジル産牛肉などの輸入を6州に限りロシアが解禁 【ブエノスアイレス駐在員事務所 平成17年3月4日発】
◎ ブラジル産牛肉などの輸入を6州に限りロシアが解禁 【ブエノスアイレス駐在員事務所 平成17年3月4日発】 ブラジル農務省は3月2日、ロシア衛生当局が6州(リオグランデドスル州、パラナ州、サン パウロ州、マットグロッソドスル州、ゴイアス州、ミナスジェライス州)に限り牛肉と豚肉の輸 入を解禁することを発表した。 この件についてロドリゲス農相は、「鶏肉、豚肉、牛肉の輸出を苦しめた問題がなくなったこ のニュースは、大変素晴らしいことである。しかし、主要産地からの輸出が可能になったとはい え、まだマットグロッソ州とトカンチンス州の解禁問題が残っている。ロシアは2004年6月と9 月にパラ州とアマゾナス州で発生した口蹄疫のため、州境が接する2州からの輸入停止措置を維 持している。われわれはこの重大な問題を解決することを約束する」と話している。 ロシアは、2004年9月に北部アマゾナス州で発生した口蹄疫によりブラジル産食肉の輸入を停 止した後、同年11月に口蹄疫ワクチンを接種していないサンタカタリナ州の食肉を、2005年2月 にはパラ州およびアマゾナス州を除く鶏肉の輸入をそれぞれ解禁している。 なお、ロシアはブラジル産食肉にとって主要な市場となっており、2004年の食肉輸出額は全体 の14%を占める8億6,700万ドルとなっている。