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鹿児島事務所の先輩

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最終更新日:2024年3月1日

現在の業務内容を教えてください。

きび
〜私はalicの鹿児島事務所に勤務しています〜

 鹿児島県南西諸島は、台風の常襲地帯です。その中で、さとうきびは、台風の強風に倒されてもまた起き上がり、水不足が続いても雨が降れば新しい葉を出したりと、自然災害に強い作物です。このため、鹿児島県南西諸島や沖縄県の島々の生産者にとって、さとうきびは収穫・製糖まで地域と密接に関連し、地域経済や雇用確保に大きな役割を持つ、他に代えることができない作物となっています。
 日本の砂糖の消費量(約180万トン)のうち約4割が日本国内で生産されたさとうきびやてん菜を原料としており、残りの約6割は海外から粗糖(精製糖の原料)を輸入して日本の工場で精製し、つくられています。国内で生産されたさとうきびから砂糖を製造するコストは、輸入した砂糖と比較すると約4倍とされており、国内の砂糖生産に対する支援が必要です。
このため、国は政策として安価な輸入糖から調整金を徴収し、これを主な財源として、国内の生産者・製造事業者に交付金を交付する、砂糖の価格調整制度を実施しています。そして私たちalicは、法律に基づき、この制度に関する事務を行っています。
 私は、この制度に基づき交付金を交付するために必要である、一連の申請手続きの受付及び審査を担当しています。また、この業務に付随して、実際に砂糖産業を有する島々を訪問し、この制度における申請手続きや交付金の交付が、法令等に基づき適正に行われているか確認するための現地調査も行っています。

ズバリ!入構を決めた理由とは?

〜説明会で、「この人たちと働きたい」と思いました〜

 私は大学では地理学を専攻しており、国内の色々な地域に実際に足を運んだり、統計などの資料を分析したりすることで、それぞれの地域の生業や社会構造について学んでいました。
 全国各地に根付く農業について学ぶ中で、農業を取り巻く状況は時代とともに大きく変わっていること、そして今もその変化の最中であり、生産者の方々は、多くの難しい課題に直面していることを強く感じました。
 卒業後の進路を考えるに当たり、そのような状況にありながら、私達の食を支えていただいている生産者の方々の助けになるような仕事がしたい、と思うようになりました。
 そして、大学での研究のためある地域の農業について調べていると、alicが発行している情報誌に掲載された記事に行き当たり、alicのことを知りました。
 生産者の方々の助けになることができる仕事は多くありますが、最終的にalicを選ぶ決め手になったのは、説明会で出会った職員の方々が魅力的だったことでした。就職活動中は、なかなか仕事をしている自分をイメージすることが出来ず不安でしたが、alicの説明会に参加した際に、穏やかな雰囲気で、親身に、かつ楽しそうに仕事の話をしてくださるalicの職員の方々の姿を見て、「一緒に仕事をするなら、こういう人達がいいな」と思ったことが、最終的な決め手になりました。

alicの「いいところ」、教えてください!

〜休みを取りやすい環境〜

 土日祝日や夏休み、年末年始等、カレンダー通りの休みが取れるのでプライベートの予定が立てやすいです。また、月に1度の取得が推奨されている「健康デー」をはじめとして、有給休暇の取得が積極的に推奨されているため、休みがとりやすい雰囲気であることが魅力の一つだと思います。

仕事のやりがいは・・・?

〜現場の声を聴くことが、学び・モチベーションになる〜

 安全で品質の優れた国産農畜産物が安定的に提供されるよう、生産者の方々の経営を支援することが私たちの業務の柱の1つです。そんな私たちの業務において、生産の現場を知ることはとても重要です。alicのどの部署でも、現場への出張の機会は大切にされており、上司や先輩方も出張を推奨してくれます。 最前線で農畜産業に関わる方々のお話を聞かせていただけることは、普段の業務に取り組む上で、非常に勉強になるだけでなく、私達が実施している制度を実際に利用していただいている生産者の方々と接することは、普段の業務のモチベーションになります。

オフタイムの過ごし方が知りたい!

酒
〜その土地ならではの暮らしを楽しむ〜

 繰り返しになり恐縮ですが、私は現在alicの鹿児島事務所に勤務しており、鹿児島での生活を謳歌しています。私は東北出身で、大学は北関東、就職したのは東京と、九州には全く縁がない人生だったため、赴任が決まった当初は不安もありましたが、人事課や鹿児島事務所の職員の方々が手厚くサポートしてくれたため、すぐに不安も解消されました。
 学生時代からお酒が好きだった私は、休みの日には近所の酒屋さんを巡り、東京ではなかなか出会えないような鹿児島の焼酎を買いあさり、日々感動しています。 最近のマイブームは、黒糖焼酎(鹿児島県の奄美群島でしか作られていません!)をソーダ割りにして、カットしたグレープフルーツを浮かべて潰しながら飲むことです。黒糖焼酎の甘い香りとグレープフルーツの酸味がマッチしてとてもおいしいですよ。ぜひお試しください!

就活生へのメッセージ&アドバイスをお願いします!

〜自分が「一緒に働きたい」と思うことができるか〜

 就職活動中は、どうすれば自分が企業に「一緒に働きたい」、「採用したい」と思ってもらえるか、ということばかり考えてしまいます。
 もちろんそれは必要なことですが、就職活動をする側の皆さんにとっても、「この人達と一緒に働きたい」と思うことができるか、ということは、非常に重要だと思います。
 私自身、説明会の際に出会った先輩方が、「この人達と一緒に働きたい」と思える方々だったことが、alicを選んだ最終的な決め手でした。実際にalicに入って、いくつかの部署を経験してきましたが、どの部署でも、自分たちの仕事に誇りをもって楽しそうに働く、尊敬できる先輩達に出会うことができました。自分自身も、そんな先輩方から丁寧な指導を受けて、どの部署で担当していた仕事も、誇りと愛着をもって取り組むことができた、と自負しています。
 どんな仕事であっても、誰の力も借りず、一人だけで仕事をすることはできません。当たり前のことかもしれませんが、仕事を始めて、先輩方に助けていただく度にそのことを実感しています。人それぞれ、いろいろな基準があるとは思いますが、私は、自分が「この人達と一緒に働きたい」と思えるかどうか、という基準を持って就職活動に臨んでいたことが、今の自分の働きやすさにつながっています。
 だからこそ、業務の内容や採用条件はもちろんですが、説明会や面接の中で、「この人達と一緒に働きたい」と思う事ができるか、ということを改めて意識してみてはいかがでしょうか。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 総務部 (担当:人事課)
Tel:03-3583-9297  Fax:03-3582-3397