2010年3月における化工でん粉輸入量は、前年同月比24.1%増の2万8200トンとなった。その内訳は、でん粉誘導体(HScode3505.10.100)が2万7700トン、デキストリン(HScode3505.10.200)が400トンとなっている。輸入先国別に見ると、でん粉誘導体については、タイが1万4900トンと約5割を占め、次いで米国3100トン、ベトナム2000トン、中国1400トンとなっている。デキストリンについては、タイ150トン、米国150トンと、この2カ国で輸入量のうち2/3を占めた。1〜3月の累計では、でん粉誘導体が前年同期比17.4%増の8万6000トン、デキストリンが同3.0%減となる2800トンであった。
3月の輸入単価(CIF)については、でん粉誘導体が前年同月比8.0%安となるキログラム当たり68.1円、デキストリンが同11.4%安となる同137.9円であった。1〜3月の平均は、でん粉誘導体が前年同期比10.5%安のキログラム当たり65.0円、デキストリンが同1.2%安の84.6円となった。