2010年4月における化工でん粉輸入量は、前年同月比37.0%増の5万9000トンとなった。その内訳はでん粉誘導体(HScode3505.10.100)が4万3500トン、デキストリン(HScode3505.10.200)が1万5500トンとなっている。
輸入先国別に見ると、でん粉誘導体については、タイが3万900トンと約7割を占め、次いで米国4300トン、ベトナム2200トン、中国300トンとなっている。デキストリンについては、タイ1万3700トン、米国200トンと、この2カ国で大半を占めた。1〜4月の累計では、でん粉誘導体が前年同期比20.5%増の12万9700トン、デキストリンが同56.0%増となる1万8300トンであった。
4月の輸入価格(CIF)については、でん粉誘導体が前月比7.2%安のキログラム当たり63.1円(前年同月比7.4%高)、デキストリンが同64.0%安の同49.7円(同8.2%高)とともに値を下げた。1〜4月の平均は、でん粉誘導体が前年同期比5.7%安のキログラム当たり64.3円、デキストリンが同1.3%安の55.0円となった。