段ボールは、コルゲートマシンと呼ばれる全長約100メートルの機械にて、段ボールのシートを製造します。
当社のコルゲートマシンは、最大2200ミリメートル×4500ミリメートルの寸法の段ボールシートを製造できます。
シングルフェーサー部にて中しん原紙を波型に成形した後、裏ライナーと貼り合わせて片面段ボールを作り、その片面段ボールに表ライナーを貼り合わせて、罫線入れ・切断を行い、所定寸法に裁断した「段ボールシート」を生産します。
後工程にて、印刷、抜き、貼り合わせ等の工程を経て、段ボール箱になります。
当社では、段ボールに使用するコーンスターチを購入し、自社内にてダンボール製造に適した調合を行い、使用しています。
段ボール製造に使用する接着剤は、コーンスターチ、苛性ソーダ、ホウ砂、そして温水を使用し調合しています。
品質に影響を与える要因は、主に調合設定ですが、原料となるコーンスターチについては水分、粗タンパク、pH、でん粉価を管理項目として規格を設けています。
製造会社においては、これら規格に沿って製造されるためバラツキが無く、当社においてコーンスターチ起因による不具合は、今までありません。
特に調合での問題点などは、製造会社からも積極的に一緒に取り組んでいただき、段ボール接着の勉強会の実施など、日ごろから協力的な関係を続けさせていただいております。