2010年6月における化工でん粉輸入量は、前年同月比7.9%増の4万900トンとなった。その内訳はでん粉誘導体(HScode3505.10.100)が4万400トン、デキストリン(HScode3505.10.200)が600トンであった。
輸入先国別に見ると、でん粉誘導体については、タイが2万7800トンと約7割を占め、次いで米国2400トン、ベトナム2300トン、中国1800トンとなっている。1〜6月の累計では、でん粉誘導体が前年同期比16.1%増の20万4200トン、デキストリンが同27.5%増となる2万2000トンであった。
6月の輸入価格(CIF)については、でん粉誘導体が前月比3.3%安のキログラム当たり67.1円(前年同月比12.0%高)、デキストリンが同149.7%高の同171.8円(同29.7%高)とともに値を上げた。1〜6月の平均は、でん粉誘導体が前年同期比0.2%高のキログラム当たり65.8円、デキストリンが同1.1%高の60.1円となった。