・9月の輸出量は10万3000トン(前年同月比28.2%減)
2009年度(10〜翌9月)のキャッサバ減産による生産減から、5カ月連続での前年割れとなった。
国別では、中国4万4600トン(前年並み)、台湾1万4300トン(53.3%減)、インドネシア1万1000トン(14.0%減)、マレーシア8800トン(8.4%減)、フィリピン5800トン(3.6%減)となった。
・1〜9月の累計輸出量は129万5000トン(前年同期比13.6%増)
国別では、中国37万6100トン(13.0%増)、インドネシア25万6100トン(前年同期の約3.5倍)、台湾18万6500トン(15.4%減)、マレーシア14万3500トン(15.8%増)、日本6万5200トン(25.6%減)となった。
中国については、製紙業などにおける需要の増加や、とうもろこしのでん粉仕向けを規制する政策により需給のひっ迫が続いており、底堅い需要がみられる。
・9月の輸出価格(FOB)は、前月比1.9%高のトン当たり530米ドル(前年同月の2倍)
需給のひっ迫を反映して続伸。一方、日本向けは7.4%安の同500米ドルと値を下げた。1〜9月の平均では、前年同期比61.6%高の420米ドルとなった。
◆化工でん粉輸出の動向◆