国内のでん粉需給動向
最終更新日:2010年12月27日
2011年1月
・10月の天然でん粉輸入量は、5300トン(前年同月比30.5%減)
内訳は、タピオカでん粉が32.3%減となる4600トン、サゴでん粉が11.5%減となる600トンであった。また、ばれいしょでん粉は3トンとごくわずかであった。
・1〜10月の累計輸入量は、12万1200トン(前年同期比11.7%減)
内訳は、タピオカでん粉が23.0%減となる8万7100トン、ばれいしょでん粉が68.2%増となる1万6500トンとなった。
・10月の輸入価格(CIF)は、タピオカでん粉が前月から値を下げる
タピオカでん粉価格は、前月比11.4%安のトン当たり42,710円(前年同月比53.5%高)であった。また、1〜10月の平均では、ばれいしょでん粉が28.6%安の37,600円となっている一方、タピオカでん粉は現地高から48.9%高の40,910円となった。
◆化工でん粉輸入の動向◆
・10月の化工でん粉輸入量は、3万2600
トン(前年同月比29.7%減)
内訳は、でん粉誘導体(HScode3505.10.100)が
3万2100トン、デキストリン(HScode3505.10.200)が
400トンであった。でん粉誘導体の輸入先国は、タイが2万900トンと2/3を占め、次いで米国2500トン、ベトナム2500トン、オランダ1300トンとなっている。1〜10月の累計では、でん粉誘導体が前年同期比6.3%増の34万4600トン、デキストリンが22.8%増となる2万3800トンであった。
・でん粉誘導体の輸入価格(10月、CIF)は、前月比1.1%高のトン当たり72,100円
これに対し、デキストリンは2.2%高の143,910円であった。1〜10月の平均では、でん粉誘導体が前年同期比8.4%高の67,730円、デキストリンが0.5%安の66,590円となった。
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