・10月の輸出量は3万8900トン(前年同月比14.7%増)
国別では、中国7600トン(34.1%増)、米国4100トン(13.1%増)、韓国3100トン(83.1%増)、タイ2500トン(77.6%増)、台湾1800トン(前年並み)であった。
なお、英国のPotato Council が11月30日付けで公表したEuro Potato によると、EU15カ国における2010年産ばれいしょの生産量は、前年比11.2%減と見込まれる。また、11月末からの厳しい寒波による降雪により、未収穫となるばれいしょも発生すると見込まれている。
・1〜10月の累計輸出量は42万3700トン(前年同期比30.6%増)
2009年産ばれいしょが豊作であったことから、前年の水準を大幅に上回っている。国別では、中国が最も多く10万1900トン(前年同期の約2.8倍)、次いで米国4万1500トン(3.1%減)、韓国3万7600トン(32.1%増)、台湾3万700トン(73.0%増)、タイ2万2000トン(31.3%増)であった。
・10月の輸出価格(FOB)は、前月比4.8%高のトン当たり440ユーロ(前年同月比46.7%高)
減産見込みによる需給ひっ迫感から、上昇傾向で推移している。なお、1〜10月の平均では、前年同期比5.4%安の350ユーロとなっている。
(1ユーロ=109.40円、12月末日TTS相場)
◆化工でん粉輸出の動向◆