国内のでん粉需給動向
最終更新日:2011年10月7日
国内のでん粉需給動向
2011年10月
◆天然でん粉輸入の動向◆
・7月の天然でん粉輸入量は、1万4000トン(前年同月比2.7%増)
内訳は、タピオカでん粉が13.1%増となる1万1700トン、サゴでん粉が24.9%増となる1900トン、ばれいしょでん粉が62.0%減となる500トンであった。
・7月の輸入価格(CIF)は、タピオカでん粉、ばれいしょでん粉ともに前月から値を下げる
タピオカでん粉価格が前月比3.3%安のトン当たり4万8300円(前年同月比11.8%高)、ばれいしょでん粉価格が28.9%高の10万3300円(同178.3%高)であった。ともに需給がひっ迫しているため、前年の水準を大幅に上回っている。
◆化工でん粉輸入の動向◆
・7月の化工でん粉輸入量は、3万6000トン(前年同月比0.3%減)
内訳は、でん粉誘導体(HScode3505.10.100)が3万4900トン、デキストリン(HScode3505.10.200)が1100トンであった。でん粉誘導体の輸入先国は、タイが1万9100トンと5割強を占め、次いで米国3900トン、中国3300トン、ベトナム3000トンとなっている。でん粉誘導体の輸入価格(CIF)は、前月比4.7%安のトン当たり7万4000円。デキストリンは同23.0%安の11万3100円であった。
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