鹿児島事務所
平成25年4月23日(火)に鹿児島市内のホテルにおいて、でん粉原料用さつまいもの新品種「こなみずき」のでん粉を使用した商品発表会が開催され、約150人が参加した。主催はJA鹿児島県経済連で、昨年5月にこなみずき商品開発委員会を発足させ、約1年かけてこなみずきでん粉を使用した新商品開発を行ってきた。同委員会メンバーには生産者代表や消費者代表、さらに、麺、水産練製品、日配品、パン、菓子、スイーツ、ミックス粉の加工食品製造業者が参画している。
当発表会では、「こなみずき」の“もちもち・プルプル”食感を生かし、同製造業者各社が工夫を凝らし開発した冷麺、漁師揚げ、鹿児島の黒豚餃子、パン、焼菓子の新商品を参加者に提供しながら、それぞれプレゼンテーションを行う形式で行われた。「こなみずき」を使用した商品には統一ロゴマークが貼付され、鹿児島県内のA・コープ、生活協同組合コープかごしま、イオン九州、南九州ファミリーマートの各店舗で同日から順次発売されている。
平成24年産のこなみずきでん粉は約80トン生産されており、JA鹿児島県経済連は、今後も生産拡大を進めていくこととしている。 最後に福田鹿児島県農政部次長から、県としても付加価値の高い農業を目指す必要があり、「こなみずき」に関しても今後ともより一層の生産、加工、流通の取組に期待したいとの応援メッセージで締めくくられた。