ホーム > でん粉 > でん粉の国際需給 > 2. 日本の品目別主要輸入先国の動向
最終更新日:2015年9月10日
コラム 2014年の生産概況(オランダ・デンマーク) 2014年は、EUのばれいしょ生産にとって天候に恵まれた1年であり、ばれいしょ全般の単収が向上した。オランダおよびデンマークのでん粉原料用ばれいしょ生産についても、単収が向上したことで、収穫面積の減少をカバーし、生産量は前年並みもしくはやや増加となった。特にオランダでは、収穫面積が前年比6%減となったものの、単収が同1割増加したことにより、生産量は同3%増となった。なお、作付面積の減少は続いているとされており、オランダの2015年の収穫面積は、4万ヘクタールとやや減少することが予測されている。 (注)共通農業政策(CAP)の改革により、2012年に生産割当制度が廃止され単一直接支払制度に統合されたことで、でん粉原料用ばれいしょの作付面積を正確に記録する必要性が失われてしまったため、CAP改革以前に公表されていたような作付面積に関するEU全体の公的な統計データは、現在では存在しないが、EUのでん粉原料用ばれいしょ生産第2位であるオランダと第4位のデンマークでは現在もでん粉原料用ばれいしょに関して国による統計が取られており、収穫面積、生産量などが公表されている。 |