ホーム > でん粉 > でん粉の国際需給 > 2. 日本の品目別主要輸入先国の動向
最終更新日:2016年1月8日
コラム チェコのばれいしょでん粉の需給動向 EUのばれいしょでん粉生産は、主要生産4カ国(ドイツ、オランダ、デンマーク、フランス)が8割近くを、残り2割を6カ国(ポーランド、フィンランド、オーストリア、スウェーデン、チェコ、ラトビア)が占めている。今回は、その中でもCAP改革後も栽培面積を増加させているチェコを取り上げる。 チェコのでん粉原料用ばれいしょ栽培面積は、2011/12年度以降増加傾向で推移しており、2014/15年度は4535ヘクタール、生産量は約18万トンであった。 (注)各年度が何月から始まるかは、収穫等のタイミングが毎年の天候や収穫量によって変わるため、年によって異なるが、8月もしくは9月〜12月もしくは1月が一般的(2014/15年度は、2014年8月17日〜2015年1月24日)。 チェコでは、2企業がばれいしょでん粉を製造しており、2013/14年度は合わせて約9万トンのでん粉原料用ばれいしょを処理し、約2万トンのばれいしょでん粉を製造している。また、チェコで生産されたでん粉原料用ばれいしょのうち、2万トンはチェコとの国境沿いのオーストリアにあるAGRANA社のでん粉工場へ運ばれている。
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