品目別の輸入量は、次の通りであった。
でん粉誘導体 2万6273トン (前年同月比36.1%減、前月比25.5%減)
デキストリン 1312トン (同24.4%増、同16.4%減)
でん粉誘導体の輸入先国は16カ国で、最大の輸入先国はタイであった。主要輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の6割以上を占めており、その他の国はいずれも10%未満となっている。
タイ 1万6983トン (シェア64.6%)
ベトナム 2351トン (同8.9%)
豪州 1433トン (同5.5%)
米国 1002トン (同3.8%)
フランス 836トン (同3.2%)
デキストリンの輸入先国は12カ国で、デキストリンの輸入量は、上位輸入先国の数量および各国のシェアも含め、月ごとの変動が大きい。上位輸入先国からの輸入量は次の通りで、タイが輸入量の4割以上を占め、次いでベトナム、フランスとなっている。
タイ 550トン (同41.9%)
ベトナム 204トン (同15.5%)
フランス 180トン (同13.7%)
マレーシア 152トン (同11.6%)
オランダ 50トン (同3.8%)
でん粉誘導体の輸入価格は、2カ月ぶりに9万円台の高水準となった。
2016年1月の1トン当たり輸入価格は、次の通りであった。
でん粉誘導体 9万825円 (前年同月比0.5%安、前月比3.1%高)
デキストリン 9万8485円 (同16.7%安、同6.4%安)
【コーンスターチ用トウモロコシの輸入動向】
2016年1月の輸入量は前月からやや増加
財務省「貿易統計」によると、2016年1月のコーンスターチ用トウモロコシの輸入量は、23万7790トン(前年同月比4.5%減、前月比4.8%増)となり、前月からやや増加した(
図4)。1トン当たりの輸入価格は、2万5805円(同10.4%安、同1.4%安)となった。