ホーム > でん粉 > でん粉の国際需給 > 2. 日本の品目別主要輸入先国の動向
最終更新日:2017年3月10日
コラム ロシアのでん粉需給動向1. でん粉生産現地の食品産業関連の調査会社である「ロシア・フード&ドリンク・マーケット」によると、2014年におけるロシアの天然でん粉生産量は、2011年比で24%増の19万8000トンに達している。この内訳を見ると、コーンスターチが94.5%を占め、次いでばれいしょでん粉が3.8%、小麦でん粉が1.4%などとなっている。 ロシア最大のでん粉生産地域は、モスクワの南に位置するトゥーラ州であり、同国のでん粉生産量全体の34%を占める。次いで、黒海近くのクラスノダール地方が16%、トゥーラ州に隣接するリペック州が12%を占めている(コラム図1)。 なお、大手10社のでん粉製造企業がほぼ全てのでん粉を生産しており、既述の3地域には、いずれもこれら大手でん粉製造企業の工場が立地している。このうち、トゥーラ州には、世界的なでん粉製造企業である米国資本のカーギル社も工場を有している。
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