初年度の取り組みは、平成29年2月4日(土)、鹿児島市内のキッチンスタジオにおいて、抽選で選ばれた13人の消費者を対象に、かんしょでん粉が使われている市販の春雨やパン、従来のかんしょでん粉より約20度低い温度(56〜58度)で糊状になるなどの特長を持つ新品種「こなみずき」のでん粉を使って、料理教室を開催することとしました。料理教室の開催に当たり、同県在住の料理研究家である本田かおり先生
(注1)から、この日のために「冬を楽しむワンプレート料理&口溶けスノーボール〜さつまいもでん粉を使った料理教室〜」と題したかんしょでん粉を使ったメニュー4品
(注2)を考案いただきました。
同イベントでは参加者が「見て、知って、食べて」を体験できるよう、本田先生の料理プログラムのほか、当機構鹿児島事務所長のでん粉の価格調整制度に関するミニ講演、特性の異なる3種類のでん粉の試食やかんしょでん粉関連の食品展示も行いました。
今回提供した4品のメニュー全て参加者に大変好評で、「鹿児島県産のものなので、積極的に広めていきたい」「おいしくて簡単だったので周囲にも紹介したい」といった声も多数寄せられたことから、今後、口コミなどを通じて、かんしょでん粉に対する関心が高まり、消費拡大につながることを期待するところです。
なお、家庭での実施の意向についてアンケートを行ったところ、参加者全員が「(家庭でも)ぜひ料理してみたい」との回答でした。
(注1) 本田かおり先生のプロフィール 栄養士免許、栄養教諭2種免許。現在、JAグループ鹿児島の複合型商業施設「たわわタウン谷山」(鹿児島市)で月1回料理教室「Smile Dish」を主宰するほか、子供料理教室、鹿児島食材推進の料理教室や住宅展示場(薩摩川内市)での料理教室なども開催している。
(注2) レシピは、機構ホームページ「地方事務所だより 〉 鹿児島市内にてかんしょでん粉に関する料理教室を開催(さつまいもでん粉応援プロジェクト)」に掲載しています。