ホーム > でん粉 > でん粉の国際需給 > 2. 日本の品目別主要輸入先国の動向
最終更新日:2017年12月11日
コラム 中国のばれいしょおよびばれいしょでん粉生産動向について2017年9月15日、中国商務部はEU産ばれいしょでん粉に対する相殺関税(7.5%〜12.4%)を翌16日から5年間延長することを発表した。これは、相殺関税を課さないと、国内産業が被害を受けると商務部が判断したためである。そこで今回は、中国におけるばれいしょおよびばれいしょでん粉生産動向について紹介する。1.ばれいしょ 近年のばれいしょ生産量は、2013年をピークに減少傾向で推移しているものの、世界の約2割を占める世界最大のばれいしょ生産国である(図1)。ただし、種いもの品質が高くないことや、病害の発生などにより、収量はそれほど多くないとされる。 生産されたばれいしょの約6割が家庭やレストランなどで生食用として利用される。次いで、飼料用で約2割、でん粉を含む加工用で1割強などとなっている。
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