ホーム > でん粉 > でん粉の国際需給 > 2. 日本の品目別主要輸入先国の動向
最終更新日:2019年1月10日
コラム ドイツにおける小麦でん粉の生産についてEUにおいて、ドイツはフランスに次ぐ小麦でん粉の生産国である。同国では小麦のほか、トウモロコシやばれいしょを原材料にでん粉が生産されている。2014年は、でん粉原料用ばれいしょの生産量が増加したため、でん粉生産量のうち小麦由来のものが占める割合が37%となったが、ここ最近、おおむね40%台で推移している。同国で、でん粉生産を行っているCargill社によると、地球に優しい包装や容器、バイオ燃料向けのでん粉やタンパク質への需要に対応するため、ノルトライン=ヴェストファーレン州のクレーフェルトにある同社の工場では、トウモロコシを原料とするでん粉と異性化糖から、徐々に小麦を原料とするでん粉およびたんぱく質、バイオエタノールの製造へ移行する予定である。また、小麦でん粉は製紙において接着剤や結合剤、コーティング剤として利用されており、世界的な製紙向けでん粉の需要の高まりにも対応することも意図されている。 |