酪農乳業部酪農振興課の先輩
最終更新日:2020年4月21日
現在の業務内容を教えてください。
〜日本の酪農を支えるために〜
私の部署では、酪農全般について、幅広い支援を行っています。その中でも私は、酪農家が休みを取れるようにするための酪農ヘルパーの人材育成支援、労働時間を減らすための機械の導入や国産ナチュラルチーズの普及のための補助事業などを、農林水産省や関係団体の皆さんと協力しながら行っています。
酪農経営の多くを占める家族経営の酪農家は、飼養している乳牛の給餌や搾乳などの作業を休みなく毎日行う必要があります。
私は、その労働負担の軽減を図るために、酪農ヘルパーと呼ばれる酪農家に代わって作業を行う方々の人材育成支援などを行う事業や、酪農家に代わって給餌を行う自動給餌機や搾乳を行う搾乳ロボットといった機械を導入する費用の一部について補助する事業を担当しています。
また、平成30年12月に発効した環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(TPP11協定)や平成31年2月に発効した日EU経済連携協定などにより、日本の酪農をめぐる情勢は年々厳しくなっています。
それに対抗すべく、国が定めた「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づき、国内の酪農関係者などが将来にわたって安定的に国産ナチュラルチーズの生産に取り組めるようにするため、私はチーズ製造者の技術向上のための研修会の開催や国産ナチュラルチーズを広く一般に普及するためにイベントの開催を支援する事業も担当しています。
どの事業も日本の酪農を支えるために重要な事業です。そのため、責任も重大ではありますが、日本全体の酪農を支える手助けができる職場だと思います。
担当する事業はこちら↓
ズバリ!入構を決めた理由とは?
〜日本全国の農家を幸せにできる仕事〜
私は大学時代に畜産を専攻していましたが、就職情報サイトで知るまで、alicのことは気にしたことはありませんでした。しかし、よく見てみるとalicが調べた情報がニュース等に掲載されていることが多く、どのような組織か気になってよく調べたところ、特に畜産については多くの事業を行っていることを知りました。いろいろと調べていく中で、当初、就職先として考えていた畜産農家や飼料会社、農協では直接的に動物と関わることはできるけれど、接点のある農家のみしか幸せにできないと思い、間接的ではありますが、日本全国の農家を支援し幸せにすることができると思い、alicを選びました。
仕事のやりがいは・・・?
〜自分の書いた記事が掲載されたとき〜
alicでは広報誌や情報誌を発行しており、私たちはその記事を書くことがあります。
普段担当している業務では主に書類の確認など事務作業などが多いので、その成果が形になって見えることは少ないです。対して、広報誌や情報誌に記事を掲載するための取材では、実際に現場を見せて頂いたりすることができ、その記事が掲載されると、成果が見えるのでやりがいになります。
それ以外にも、現地を訪問し、普段は書類でしかやり取りのない団体の方や生産者の方に会い、「事業があって助かった」と感謝の気持ちを伝えられたりすることもあり、とてもやりがいになります。
記事はこちら↓
思い出に残っている仕事は何ですか?
〜豚マルキンの法制化〜
私は、以前、養豚経営安定対策事業(通称 豚マルキン)を担当している部署に所属していました。ちょうどその頃、TPP11協定により、豚マルキンを畜産経営の安定に関する法律に基づく法律制度へ移行するための準備をしており、まだ入構して2年目だった私も、新たな制度に向けて課内の業務システムの変更や生産者、団体とのやり取りを行わせて頂きました。
その中で、約2年に亘り法律には書いていない細かな部分を決めたり、従来の事業から制度へ移行する際の手続きをどのように進め、どうやったら円滑に移行するかについて農林水産省を含めた関係者との協議も行い、生産者に負担がかからないように移行できる方法を考え、結果的には、平成30年12月にTPP11協定が発効し、円滑に法律制度に移行することができました。
移行の際は、各地域で開催された説明会にも参加する機会もあり、直接生産者の方からお話を伺うこともでき、「制度の移行が思ったより簡単でよかった。」などと言われたのが思い出に残っています。
alicの「いいところ」、教えてください!
〜休みをしっかりとれる環境〜
alicは土日祝日や夏休み、年末年始等、カレンダー通りの休みが取れるので予定が立てやすいです。また、自分の予定などに合わせて有給休暇が取得できるように、仕事を自分のペースで調整したりすることもできます。残業時間もそれほど多くはないので、終業後に飲みに行ったりすることもできます。
就活生へのメッセージ&アドバイスをお願いします!
〜周りに流されずに、自分に合った会社選びを〜
就職活動は、難しい決断を迫られることが多々あると思います。私も最初は大学院進学を考えていましたが、大学院 進学よりも現場で仕事をしたいと思い、就職活動をしました。
就職活動では、不採用通知をもらったり、精神的に落ち込むことも多くあると思いますし、そんな中で友達が内定をもらったりすると、行きたくない企業があっても妥協してしまいそうなことがあるかもしれません。そこは我慢して、行きたいと思える企業に内定がもらえるまで続けてみるのはいかがでしょうか。
就職活動は社会人になるための第1歩です。つらいこともあるかもしれませんが、社会人になるための試練だと思って頑張ってください!!
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 総務部 (担当:人事課)
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