〜野菜生産者の経営を支えるために〜
契約指定野菜安定供給事業を担当しています。
この事業は、野菜生産者と実需者(食品加工メーカー、外食産業や量販店等)との契約取引を対象として平成14年に創設されたものです。従来、野菜の流通は市場取引が主流となっていましたが、野菜の加工・業務用需要が拡大するなかで、契約取引のリスクを軽減することが目的です。
加工・業務用野菜には、定時・定量・定価(周年安定供給)が求められます。しかしながら、野菜生産(その取引価格)は天候に大きく左右されます。概して言えば、好天が続けば豊作(安値での取引)となり、雨天が続けば不作(高値での取引)となる傾向があります。
その点、この事業は以下のとおり、安値、高値の双方に対応できるよう3タイプが設定されており、生産者は希望するタイプを選択することができます。
(1)価格低落タイプ(安値対策)
卸売市場価格に連動して取引価格が設定される契約取引について、価格低落時に補給金の交付
を受けられます。
(2)出荷調整タイプ(安値対策)
不作時の対策として契約数量以上の作付けを行った野菜について、価格低落時に出荷調整を行
った場合に補給金の交付を受けられます。
(3)数量確保タイプ(高値対策)
不作等により自らの生産物で契約数量を充足できない場合、市場等へ出荷予定のものを契約取
引に仕向ける等した場合に補給金の交付を受けられます。
私は、この事業における生産者との調整、補給金交付業務、その他すべての業務を担当しています。
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契約野菜安定供給事業